山田くんと７人の魔女１２話（終）

リカと生徒会長とレオナの関係に儀式と、ダイジェストのようなテンポでトトトンと進んでいく。事態の逼迫感に奇妙に符合してるから不思議と楽しめはするものの、皆が皆都合的にものわかりが良すぎてやはり厳しい。

最後のオチは、原作はまだ続いてるようだからこういう流れでは無いんだろうけど、アニメとして一応の区切りをつけるには良かったと思う。あまりにもストレートで印象としては弱いけど、無事着地してよかった。お疲れ様でした。

総評

キスを介して山田とうららが入れ替わる、入れ替わりモノと思われた序盤が面白く、入れ替わりたい事情が生じたので入れ替わろうと、そこに意識が行ってキスをするという事がその手順でしか無いというところに妙味があった。また、入れ替わりがうらら固有の能力で、山田は「魔女の能力をコピーする」という事だったとわかり、うららを筆頭に７人の魔女との物語へと発展していく流れは、中盤までは賑やかで楽しかった。

中盤以降、構成上の事情か展開の加速度が増し、展開に都合や省略が多々見られたのは残念ではあった。ただ、ガス欠しそうな車をなんとかスタンドまで持っていくことが出来た…とでも言おうか、楽しめるレベルを保ってくれたのは有難い。面白かったです。