アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

俺物語!!12話

球技大会で人外な活躍を見せる猛男、という冒頭。キーパーの猛男が、相手のシュートを右手でキャッチしてそれをそのまま相手のゴールまで放るというシーン。相手ゴールまで飛んでいくボール視点でその線上・ゴール前にいたスナがスッ…とよけるってのが良かったねえ。物語のきっかけのエピソードのワンシーンでしか無いところにも物語がある。

キーパーの猛男の「存在感が凄いし遠近感がおかしい」というのを画でもしっかり表現できてるから可笑しいよね。ネタに対して表現の思い切りが良くっていいセンス。

球技大会を終え、女子に囲まれるスナを見て、ふと大和さんが恋しくなる猛男。そんな猛男に大和さんからメールが入り、友人も誘って皆でスケートに行こう!という流れに。

スケートは初めて、という猛男が驚異的な運動神経で滑りこなす様を「人類の進化を早送りで見ているようだ」と表するスナ。これが今回の猛男の描かれ方すべてにフリとなって効いてくる。

スケートを終えて、皆で談笑というところで、猛男の球技大会の話で盛り上がる。そこで大和さんが猛男と「同じ学校だったらよかったなあ」…というのが今回のエピソードの導入。球技大会からここに至るまでのきっかけづくりが凄く上手い。

大学はどこに行く?という話になって、「ムラサキフジ大」に行きたかったけど、猛男と一緒の大学に行きたいから志望校を変えようかな、という大和さん。

『大和さんは地味に頭がいい』という彼女の友人の評を思い出し、気を使わせてるのかもしれないと思い至ったであろう猛男が、(自分に気を使って)志望校を変える必要はない、俺も勉強するから一緒に「ムラサキフジ大」に行こう!ということに。

ここまでの件は、後のオチを知ってからまた観ると可笑しくて可笑しくて。上手い伏線。

帰宅して、勉強するぞ!と意気込む猛男が、教科書に威圧されて背を向けずにじりじり後退する様子などは「人類の退化を早送りで見ているよう」で可笑しい。スケートでのスナの台詞が効いてる。

困ったときのスナえもん。そうか!猛男はのび太でスナはドラえもんなんだ!

スナに「俺をムラサキフジ大に受からせてくれ」と頼む猛男。「お前にムラサキフジ大は無理だから」と困りながらどこかそう確信して疑わないような否定。大和の気持ちに応えてやりたい…という猛男の熱に押されてか勉強に付き合うというスナ。そんなスナがふいに咳払いする。そして英語の勉強で猛男のリアクションにいちいち噴出すスナ。このへんもまた後々見返すとじわじわくる。ほんと上手い。

猛男ん家で勉強する猛男とスナ。そこに大和さんが応援に来る。その大和さんをじろじろと観察するカーチャンの見切れ方が可笑しい。

猛男に彼女が出来たと知って、紅茶を買いに走るカーチャン。そしてトーチャンも知るところとなって、また明日も大和さんが来るとなると、明け方4時から掃除を開始し、身を清め、よそ行きの服で準備する両親。この両親の雰囲気、すごく懐かしい。猛男似でよりダンディな雰囲気のトーチャンが、中身がゴルフ好きの至ってノーマルなトーチャンだったのは意外。だけどそれでかえって安心した。猛男を喰うような超人だったらブレるもんね。

両親の干渉から逃れ、スナん家で勉強を再会。ノートの罫線いっぱいに書かれた猛男の剛健な字、いいねえ。

疲れて寝てしまった猛男と部屋でふたりきりとなり、たまらなくなって添い寝する大和さん、というところにスナが戻ってきて…ての、そらそうなるよw慌てる大和さんが可愛かった。

大和さんが帰って、スナとふたりきりになり、スナも一緒の大学に行かねえか、という件もまたいいねえ。「勉強ってのは人生を間違えないための知恵だから、お前には必要ないかもな」「お前ならムラサキフジ受かりそうな気がしてきたわ」これは猛男のバイタリティなら人生の荒波を超えていけるだろう、というスナの温かいエールなんだけど、同時に別の意味も孕んでいて、「本当か!」と俄然燃える猛男に顔を逸らして何かをこらえるスナ。上手い。

模試当日。勉強したところが発揮できてるようで順調な猛男が、マークシート回答ズレという致命的なミスに気づく。慌てて訂正していくも…。

後日、結果が届き、第一志望のムラサキフジ大は「判定不可能」という結果。落ち込みつつ大和さんに報告する猛男。だが大和さんは意外なほどあっさり結果を受け入れ、別の志望校にしよう!とも。

「ムラサキフジ大はいいのか…」

「いいのいいの。~ムラサキフジ『女子大』だから」

最高。見事なオチwネタ自体よくあるベタなネタだけど、気取られないよう配慮が上手くて、途中で全然気づけなかったのでこれは効いた。

しかし放送開始から数話で付き合うことになって、ここまでのエピソードで一度もダレることなく毎度あの手この手でネタが続いていくのが凄い。2クールあるそうでまだ中盤といったところか。今後も楽しみだ。