アニメられる日々

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乱歩奇譚 Game of Laplace1話

髑髏から始まり、「胡蝶の夢」を思わせる光景と、そこに居る一人の子と、シルエットのみの人々…そしてOPと、曲者感あふれる滑り出し。

OP直後のアイキャッチっぽい部分での空白は、2話以降はなんか入ってくるんだろうね。今回は伏せておくけど、今後ここに何か入れるから、みたいな。

冒頭の子が、教室で倒れてて、そして目覚めて起き上がるところから始まる。

手にしたモノに焦点が合う。血の付いた糸ノコギリ。そして教壇に目をやる。何かが置かれている。焦点が合う…椅子のようにあつらえられたバラバラの教師の姿。

というところ、実に不気味なんだけど、奇妙なことに美意識も感じて、この感じ、小さい頃に少年探偵団シリーズに夢中になってた頃の、猟奇と美が渾然となった事件にドキドキしたあの感覚が蘇ってきた。

ある日事件の渦中に突然放り込まれた、コバヤシ少年が主人公。日々に退屈を覚えていた彼が、目の前で起きた凄惨な事件に対する湧き上がる好奇心と、それを解決せんと現れたアケチ探偵の、「探偵」という仕事に、面白い!と感じ、僕も混ぜて!というところは、まんまあの日の少年探偵団シリーズに寄せた気持ちと同じで、ワクワクで身震いした。

「乱歩奇譚」というくらいで乱歩作品をいろいろ混ぜこぜしてくるんだろうけど、少年探偵団シリーズくらいしか知らない僕にとって、小林少年と明智小五郎がベースになってるというのは非常に有難い。

ケレン味たっぷりな演出に劇伴にも期待が高まる。ありもしないものを形にする、アニメってイイなあ…と心底思える視覚的にも刺激的な作品の今後に期待したい。