アニメられる日々

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ガッチャマンクラウズインサイト 1話 「YES!」のはじめちゃんから「NO!」のつばさちゃんへ

東北ののどかな町の、花火職人の家の子、つばさが朝目覚めるところから始まる。ゆるじいと共に朝の体操、深呼吸。吸う…吐く、ゆるゆるゆるゆる……この化かされたような脱力感。ああ、ガッチャマンクラウズだ。

そこにUFOが落ちてきて、物語が動き出す。

未確認生物保護のため駆けつけるGメンバー・はじめ、うつつ、パイマン。得体のしれない未確認生物が眼前にいても、それらのイベントに湧き上がり写メやSNSに夢中な人々と、乗ってあげるはじめちゃんに鬱々するうつつと追っ払うパイマンと、相変わらずな光景が嬉しい。

未確認生物はパイマンやカッツェの馴染みだそうで、おそらくO・Dも知ってるんだろうけど、とにかく危険はないとのこと。ホントに?(ジロリ

甲冑に包まれた霧のような形態から可愛らしい子に変態する未確認生物。この子来るなり人の心をそれぞれの頭上に表示・可視化させるっちゅう末恐ろしいことしててこれだけでも不安なのに、「皆一つになればいいのに…」とか補完計画でもおっぱじめそうな不穏さ全開で最初から飛ばしてきますなあ。

O・Dが出演するワイドショー番組を眺めながら団欒するつばさちゃんとはじめちゃんその他ご一行。そこにUFOと未確認生物保護を嗅ぎつけたマスコミ取材班らが押しかける。メディア社会を過度に描くところと、それに付き合っていくGメンバーからは、相変わらず情報化社会との付き合い方を示唆し提示し挑発してくる。

殺到するマスコミに揉まれ転倒する子を見て怒るつばさちゃんのもとにJ・Jが現れ、つばさちゃんから「NOTE」を引き出し授ける。

ガッチャマン誕生の瞬間!に俄然盛り上がる取材班達。変身してみせてよ!てので律儀に変身して見せようとするとこ可愛いけどなぜか変身できず。あれこれ煩く詰め寄るマスコミに怒った瞬間ガッチャマンに変身することが出来た。この怒ることで変身する、というところが本作のポイントのようだ。

前期の件から時の人になったと伺えるお馴染みの面々とメディアと行政との密接な関係。過度にメディア化された社会と人々。メディアときちんと付き合っていこうという点を人の可能性への期待を込めて批判しつつ好意的に描いてきた前期、それを象徴するはじめちゃんに対して、怒れる青い翼・つばさちゃんを通してどう物語を紡いでいくのか。期待が高まる。