アニメられる日々

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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1話

異世界と日本が繋がり、自衛隊が活躍する。よく「戦国自衛隊」が引き合いに出されるけど、今の時間軸で異世界と繋がるっていう点で「アウトブレイク・カンパニー」のほうが近いか。

平和な日常の都心にいきなり異世界へ通ずる門が現れる、その時の町の人々の呆然感と、そこから異世界の兵たちが敵意むき出しでいきなり襲い掛かってくる、そのスピード感からくる恐怖の演出は良かった。

ただ、非番の自衛官・伊丹が、私服の状態で管轄する省庁の違う警察と連携をとるまでの流れとか、いきなり起きた有事以上の超有事に、どう体制を立てなおしていったのかなどをもう少し時間をかけて見せて欲しかった。

異世界とはいえ敵の姿をした敵兵に、伊丹が短剣でとどめを刺した様子などは、逼迫した事情だと人間意外と開き直るもんだと思ってるから別段違和感は沸かなかったけども、いずれにしてもそれに対する伊丹の何かしらの感慨の描写は欲しかった。日本と異世界との衝突の中で、国家、自衛隊、人々の行動を、どういった立ち位置で語っていくのか、伊丹と敵兵との命のやり取りはその縮図であったから、そこは想像に任せてはいけないと思う。

門を前にした出動式のリアリスティックさが醸し出す奇妙さと、舞台が門をくぐってたどり着いた異世界で展開する。現実と密接にリンクしてるからこそ生まれる面白味が今のところあるが、もう少し観てみないことにはなんとも。