アニメられる日々

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うしおととら 2話

獣の槍の弱みで潮に取り付いているんだ、というとらが、石喰いとのバトルで窮地に立った潮を見捨てるなり漁夫の利で喰っちまうなり出来たはずなのに、潮の何かにほだされて共闘するという熱い熱いエピソード。

潮との初対面時は確かに500年の鬱憤がたまってたのもあったんだろうけど、獣の槍があるからしゃあねえか…でも隙あらば喰っちまうぞ、となって、いざ外に出たら目に映る何もかもが新鮮で楽しくなっちゃったんだろうね。何百年も生きた大妖怪からすれば赤子同然の潮にムキになる必要もない、と考えればプライドも傷つかないし、なにより潮が気に入ったのかもしれない。対石喰い戦で見せた捨て身の行動でより一層。

そう納得出来るだけの、出会ってからの潮ととらのやりとりが、石喰い戦で効いてくる。本来なら敵対関係に在るはずの立場の者同士で共闘する、共闘路線の教本のような隙のない展開。素晴らしい。

最後に獣の槍で麻子らの石化を解くと、パアアン!!と石が弾けて中から全裸の麻子らがきょとんとした顔で現れる。この画は凄くクールだよね!そして彼女らがリアクションする間もなく背を向けて飛び去っていく潮ととら…痺れるほどカッコ良い!

藤田和日郎氏が太鼓判を押すだけあって、ああそうそうこういう作品だった!と全く違和感なく没頭できる。多少順番なり画なり変えてるのかも知れんけど、気づかなければ無問題よ。ここ大事。