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モンスター娘のいる日常 2話

Aパート・ミーアとのふたり暮らしに突然割って入るハーピーのハピとのエピソードに、Bパート・さらに交通事故的に突入してくるケンタウロスのセレアと、構成が上手くてドタバタ感あるのにスッキリ整理されてて見やすい。

また、ハーレム系お決まりの女の子たちが主人公・公人の元に集まってくる説得力を「異種族には保護者が必要」「保護者のいない野良異種族は強制送還」という設定で持たせてて上手い。

上記の設定が『ハピがあわや強制送還』というイベントを発生させて、公人がかばうという流れができると同時に共同生活のきっかけになるというところが上手いし、その時の公人の行動を、ミーアが好意的に受け取るというリアクションをまず最初に見せたところが好感。ふたり暮らしに邪魔が入ったというリアクションが真っ先に来るのが定石だけど、それはまず棚に置いておいて先に行動を称えることができるという描き方が、ミーアの公人に対する想いをより強化した。

主人公の不可抗力での接触に対して、ミーアの「自身が迂闊だった」という態度が好感。セレアは攻撃的に見えるけど、馬に見立てて乗ろうとした公人のデリカシーに対する反射的な一撃は異種間の認識の差が垣間見えて良かったし、不必要に手を上げないところは観てて心地良い。

ハーレムもののお約束をなぞりながら、キャラの関係性から生じる互いの思いやりを丁寧に構築していて、異種間を異文化間になぞらえた設定への気配り・配慮がみられて好感。今後も期待できそう。