赤髪の白雪姫 １話

町の薬剤師・白雪が、王子の妾にされるところを逃げ出し…というところから物語が始まる、白泉社コミックス原作アニメで、同出版社原作アニメ「それでも世界は美しい」や「暁のヨナ」のような、真っ直ぐな物語とみた。

比較的落ち着いた滑り出しで、それでいて要点を抑えていて簡潔明瞭。１話内で各キャラの説明も交えてきっちりスタートを切った。

「白雪」という名前がどうにも浮いてるので愛称はそれでいいとしても西洋風の世界観に馴染む本名が欲しかったな…とか、赤髪が引き立つように他のキャラの髪の色は考慮して欲しかったな…とは思うけど、それくらいしか気になるところがなければそういうもんだと受け取っておくことにする。

町の薬剤師・白雪の、要所要所での機転や気配りが、妾になることに甘んじない行動と、出立する前にお得意さんの薬を用意しておいたりなどに現れてて、必要と有らば髪を切り、それを以ってメッセージとさえしてしまうところなど、とても魅力的なキャラで気に入りました。

王子の側近とゼンとの立ち回り・慌てるラジ王子の表情仕草など、画でも見せてくるけど、ストーリーやキャラに十分魅力はあると思われるから、安定して描いてもらえたら嬉しいなと。ともかくまたひとつ楽しみが増えて嬉しい。