アニメられる日々

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乱歩奇譚 Game of Laplace 4話

法が裁けない悪を断罪する、確信犯「怪人二十面相」のエピソード。

法が裁けない悪を断罪する…というところに共感を覚える者も多く、模倣犯も後を絶たないと、今回の「現・怪人二十面相」も含めてそのルーツが未だ見えてこないところは今後もなにかエピソードを用意してるのかも知れない。もし、今回のエピソードだけで「怪人二十面相」を語りました、というのなら、ちょっと待ってってなるけど。

自分の知ってる「怪人二十面相」は、明智探偵を誘う罠として誘拐・監禁した小林少年の容態がおかしいらしいということで不安になって様子を見に行き、小林少年の策に引っかかるような、うろ覚えだけどそんなキャラだったので、前回の「影男」などは二十面相の中の人としてピッタリだとワクワクしたんだけど、今回の「現・怪人二十面相」は名前だけで全くイメージに沿わないものだったのでちょっとガッカリ。

前回の「影男」を怪人二十面相の前日譚として描くものとばかり思ってたから、今回は少々戸惑ったし、それはそれ・これはこれと影男の件を棚に上げたとしても、今回のエピソードは現実世界での、それもネット論壇での特定の層の思想にも似た主張がにじみ出てて、どうにも居心地が悪い。

『結城友奈は勇者である』を観た時に感じた居心地の悪さと同じ感覚がこみ上げてきて、ある層には不評でも価値を選択しようという心意気は評価したいけど、僕自身がその価値に疑問がある状態ではどうにも複雑。『ゆゆゆ』もそうだったけど、話題性のある旬な題材を盛り上げるために使ってるだけで含むところはない、そういうことだと思いたいけども、現時点ではなんとも。

今回は黒蜥蜴さんが輝いてた。床面も。