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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

アクエリオンロゴス 3話

舞亜のSHIROBACO・ディーバ案内を交えながら、面々の背景を掘り下げていく過程を楽しく見せる。無駄がなくてそれでいて性急でもない展開のコントロールが上手い。

今回はアイドル少女・花嵐が登場。お母さんが本人以上に熱を上げてるタイプで、花嵐本人もノリノリのようにみえるけど、それはお前の本当の言葉・本当の姿ではない、と陽がその表層に隠された内面を突いていく。

文字や言葉をテーマに据える本作の法則に照らし合わせると、主人公「灰吹陽」は、枯れ木に花を咲かせる花咲爺のような役割、文字通り皆を牽引していく「リーダー」なのだろう。主人公なのだけど、何かを思い悩みまたは願いを叶えるためにあれこれやって成長していくような、そういうタイプの主人公ではないのかも知れない。そういう役目を他のキャラが担ってて、皆を牽引するリーダーだから主役なのだ、というところはコンニチにあっては珍しい。

自ら救世主を名乗り、今のところ何の落ち度もなく活躍し続けてる陽だけど、それでも嫌味がないのは、そんな彼を皆が特別扱いしないどころかちょっとおかしいんでないの、くらいの接し方であることに加えて、陽がひとりで何でもかんでも解決してしまわないこと、皆の背中を押し協力するところにあって、陽のキャラの性格付けと他のキャラの性格付け及び環境とが絶妙に噛み合ってる。

さて、今回の脅威は「夢」、これも新キャラ花嵐に絡んだ上手い展開。「夢」の概念が揺らいだ時、花嵐ではなく母のほうが暴走し、実は母自身がアイドルになりたいという夢を燻らせていてそれを子に押し付けていることが明らかになる、ユニークでかつ批判性の高い意欲的な設定。ここで母の本心を知ってやさぐれるでもなく、でもちゃんと自分は自分なんだ!と反抗してみせて、かつ親子の温かい和解に着地したところは、ほんとスタッフの良心に握手を求めたい気持ち。素晴らしい!

「文字化け」に気づいてSHIROBACOに戻ってきた花嵐が、閉店のために電源の切ってある自動ドアをこじ開ける描写は手が込んでておおっと前のめりになった。そここだわらなくても展開上何の支障もないんだけど、こういう一手間が嬉しい。

自分の身の振り方に困惑する舞亜と、陽との関係がなにかしら気になってる様子の心音という締めくくり、今後も目が離せないねえ。