アニメられる日々

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城下町のダンデライオン 2話

次女・奏と三女・茜の、通学を通してのエピソードと、長男・修と佐藤花との恋のエピソードの二本立て。

極度の人見知りの茜が、外を歩くには付き添いがいないと…というのをうざったく思っている奏、というのがなんとも姉妹っぽくて良い。この場合、頼ってるわりに図々しい茜と、外面は良いのに家ではキツいという奏、どちらもいわゆる内面的にも正しい、という意味でのいい子たちというわけではないところが関係に刺激をもたらしてて興味を引く。なんだかんだで妹思いである、という茜のキャラもいいし、その能力・物質生成を発動するとそれの価値に応じて貯金が減るという設定もユニークで、それをストーリーに盛り込む手際も見事。

二本目は櫻田家でない佐藤花が中心。クラスに馴染めない花が、小学校の同級生に声をかけるも覚えてもらってなくて凹む。地味な子設定らしいけど、今も昔も地味には見えなくて、それはちょっと分かりづらかったかな。ともかく、そんな時に同じく小学校の同級生・修が覚えてて声をかけてくれたことで、彼を好きになる、という展開。

それ自体はありふれてるけども、修と茜が下校するのを恋仲と勘違いして後をつけて行ったら尾行がバレて、なぜつけてきたんだ、と問い詰められたところで好きだから…と告白する件は新鮮。このへんごまかして引っ張る作品は多いけど、早々に恋仲をスタートさせるというのは大胆で面白い。「俺物語!!」という好例もあって、ふたりの今後への期待が膨らむ。