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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

がっこうぐらし! 5話

ショッピングモールに到着した学園生活部。ゾンビがいたるところを徘徊する中を、これまでの学園生活で身につけた要領で巧みにかわしつつ、つかの間のショッピングを楽しむ。

ゾンビが徘徊する荒廃したショッピングモールの光景、視聴者が観ている光景を、ゆきがどう自分の中で変換して折り合いをつけているのか。それを思うと切なく、またじわりと恐ろしい。不安を煽る劇伴がまた効いてる。

めぐねぇにプレゼントしたい、というゆきが、おそらく好きであろうテディベア風ぬいぐるみをめぐねぇにプレゼントした際、めぐねぇが感謝しつつもう持ってるからゆきにあげる、大事に持ってて…てシーン。めぐねぇは受け取らなかったのでなく受け取れなかったのだろう。そこに居ないはずのめぐねぇに、実在するモノを渡すことは不可能だから。そして、それをゆきが知っているというところがポイント。そこにいないことを知っていて、ゆき自身が自身に都合よくシナリオを構築している。

ゆきはゾンビのいない平和な日常に光景を変換することで、現実逃避し自我を保ってるんだろうけど、正気を保つために無意識で、必死に、見えている現実を変換する防衛反応的な作業を行なっているんだろう。

映画館でゾンビの大群に遭遇した際に、動揺するゆきの様子は、ゾンビからうまく逃げれてるうちはゆきのシナリオから排除できるけど、追い詰められて状況がシナリオを許さなくなった時に、見たくないものを見ざるを得なくなったことからくるものではないだろうか。それが現実だと知っていた、知っていてそのうえで妄想で糊塗してきた。それが妄想で補えない状況になって、あらためて過酷な現実が眼前に現れて…どんな心境だっただろう。高熱にうなされてるような表情がたまらなく切ない。

太郎丸の鳴き声に、人の声を聴いたみーくんが、立てこもっていた部屋を出てからの緊迫感でハラハラドキドキ。助かるとわかっているのに、ホラーとしてスリルを演出する手際が見事。みーくんが意を決して部屋を出たというのに、みんながもう帰ろうか…となるとこも含めて終始ハラハラさせられた。

ゾンビから逃れて人心地ついたみんなが帰ろうか…というところで、ゆきが誰かの声がする、と振り返り立ち止まるところ、妄想しているゆきなら賑やかなショッピングモールの光景が見えているはずだから、このリアクションはおかしい。ここからのゆきは現実を見ている。助けを呼ぶ声がする、ということが現実を直視する勇気に繋がったのだろうか。

声がすると一同がショッピングモール内に戻ると、ゾンビに囲まれるみーくんの姿が。ここでもうひとつ意味深な画が挿入される。ゆきの脳裏をよぎったのは、おそらくゾンビに囲まれるめぐねぇだろう。めぐねぇは屋上での出来事の後、ゾンビに襲われて…ということだろうか。その光景を思い出したゆきがみーくんを助けなきゃ!となるということは、めぐねぇを救えなかったことを悔いているのだろうか。くぅぅ…。

どうにか窮地を脱してほっと一息。友人の圭よりひと足遅かったけども、皆の助けもあって状況を好転させることが出来たみーくん。圭は無事なんだろうか…無事であって欲しいねえ…。今回のOPに挿入された、ひとりゾンビの徘徊するショッピングモール内を進む圭の画が思い出されてまた涙を誘う。

みーくんが学園生活部に入るまでのエピソード、ここまで心揺さぶってくるとは思わなんだ。素晴らしい…。