アニメられる日々

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のんのんびより りぴーと 4話

梅雨の季節。れんちょんがもらった自転車をさっそく乗りたいけども、雨がなかなか止まず…というエピソードと、れんちょんが川で拾ったカブトエビにまつわるエピソード二本を1話にうまく再構成できてる。

冒頭は、川で生き物採集をする一同、れんちょんがカブトエビをいっぱい捕まえて、学校で飼って自ら飼育係となる、というお話から、買ってもらった自転車に乗りたいのに、雨がなかなか止まないということで「てるてる坊主」を作るんだけど、こんなちっちゃいもんではお天道さまが気づかないということで、自らてるてる坊主になって願をかける、という可愛らしいお話に。バケツとスコップを持ってガンガン叩き鳴らしながら祈祷するれんちょんの姿を、借りた漫画を返しに宮内家へと向かうこまちゃんが目撃して妖怪と錯誤するという流れは、ネタ自体もユニークだけど、雰囲気ある演出がより効果を引き出している。

ある日、飼育していたカブトエビが動かない、という事態に。寿命が短いからね…というなっつんと、背中で悲しみを表現するれんちょんと、彼女の涙を連想させる雨がちょっぴり切ない。年長の子は通過してきた愛着ある生き物の死に直面するれんちょんとそれぞれの様子が、これみよがしでなく日常の一コマと同様のテンポで展開していくところが上手い。

落ち込むれんちょんに、何かこっそり段取りしてる様子のなっつん。ある日教室に入ると、水の張った空の水槽がある。なんでなん、というれんちょんによく見てみ、というなっつん。水槽のなかに、ちっちゃくうごめく生き物が。卵を生んでないかな…と思って水を張っておいたんだよね、となっつん。カブトエビは卵を生んでいた。それが孵化したようだ。

生き物の死を経験して、もう死ぬのは嫌なん、と言っていたれんちょんが、その生命が受け継がれていく瞬間に遭遇する。その喜びを絵で表現しようとするんだけど、後ろを向いた時にぐいっとおそらく涙を拭った、そういうさりげない感情表現がまた見事。

川で生き物を採集したり、雨を恨めしく思ったり、自転車に乗って皆で駄菓子屋に行ったり、飼ってた生き物の死に直面しながら、二時間かけて向かったコンビニは閉まっていて無駄足を踏んだり、生き物の誕生に感動を覚える。なんでもないような出来事を、なんでもない出来事ですよ、と淡々と描きながら、その切り取り方で観るものに劇的な感動を与える。今回も素晴らしい光景を堪能させてもらった。