アニメられる日々

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監獄学園 5話

キヨシの脱獄中、その不在を不審に思った副会長が、キヨシが篭っている事になっているトイレに踏み込む。万事休す!と思いきや、間一髪戻ってきたキヨシがそこに居た。

失恋のショックでガクトの依頼の品を失念していたと思ったけど、しっかり買ってきていたのは意外。ここでガクトの依頼も棒に振っていたらその後の展開がまるで変わっていただろうけど、キヨシとガクトの絆が維持されることが後半で効いてくる。

今回は、キヨシが外出許可をもらって出てきたと思い込んでいる千代ちゃんが、相撲デート時にキヨシと並んで撮った写真を、外出許可への礼を込めたメールとともに、父である理事長と姉である会長に送ったことで、キヨシの脱獄が露見する件が絶妙。千代ちゃんが会長と姉妹であったことの意外性と、キヨシが女装癖があると勘違いしている千代ちゃんが、脱獄するために女装したと知ったら…という光明と。

脱獄は連帯責任。皆の刑期がひと月延びるということで、シンゴ・ジョー・アンドレとキヨシとの関係が悪化する。特に中学からの友人であるシンゴは、脱獄に関して知らされてなかった、信用されてなかったということでキヨシへの失望と怒りがひときわ大きく、ジョー・アンドレと連帯してキヨシを排除するようになる。

一方、学園ではキヨシ脱獄の噂が広まる。キヨシが女装癖があると思い込んで塞ぎ込んでいたようにみえた千代ちゃんが、腹が減ってめしを食うと気持ちも整理できるというところは、千代ちゃんのタフさが出てて、またこれが直後に効いてくるのが良い。キヨシが脱獄の際に「手段として女装した」と知り、また脱獄の罪でキヨシが退学させられそうと知ると、生徒会室に怒鳴りこむ。この件は千代ちゃんの威勢の良さが小気味良く、スカッとした。

千代ちゃんの後押しもあって、退学届に署名させられるところだったキヨシが、退学しない!と会長にきっぱり拒否を示すキヨシの、今後はまじめに刑期を勤めるという姿勢に心打たれていたら、副会長に殴られた際にキヨシをかばった千代ちゃんのおっぱいがキヨシの顔に当たったその感触を思い出し悶々とするところが可笑しく。今回はシリアスに行くのだな…と思ってたから不意を突かれた。上手い。

キヨシがガクトをかばい単独犯だと通したことで、助かったガクトはキヨシを必死に擁護するも、共犯であると知られると自身の立場が危うくなるということで、シンゴらのキヨシいじめに参加せざるを得ない、というところが生々しくて辛いけど、キヨシが孤立するというでなくガクトという理解者が居るところが今後の展開に起伏をもたらしてくれそうだし、この関係をどう修復していくかという楽しみも増えた。また、しばらく休んでいた花が戻ってきた、というのもワクワクする。まだまだひと波乱ふた波乱ありそうだ。