アニメられる日々

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城下町のダンデライオン 5話

きょうだいでの海水浴回と、遥がひとり部屋でネットサーフィン。ナニを見てるの?なエピソードと、岬の紹介的なエピソード3本立て。

1本目はきょうだいで海水浴。皆でスイカ割りをすることになって、遥は誰がスイカを割るか能力で確率を算出する。一番確率が高いのが栞で、これは皆が最年少の栞に割らせたいからという気遣いからくるものだろう、と思わせておいて、遥の予知を的中させたくない奏が本気で挑んできて、番狂わせなるか!?という展開に持っていくのは上手い。そして、当たりはしたけど割れずに失敗というのが栞の番になって効いてくる。栞の能力によるスイカさんとのやり取りは可愛らしくて切なくてホロッときた。海水浴場のこち亀的な仕掛けとドリフ的なオチも楽しい。このオチがまた次のエピソードのフリになってるの構成も上手い。

2本目は、茜が廊下を歩いてると遥の部屋からハァハァ聞こえてきて…部屋を覗くと遥がPCと向き合ってて画面には水着姿の茜の画像が…とこれはアカン状況!結局、ネットでファンがアップしてる画像の削除依頼をしてたってことだけど、ホントにぃ?それが本当なら皆に内緒でするようなことでもないと思うんだけど。どうにも歯切れが悪いのは物語の構造上の問題なのか、遥の構造上の問題(意味深)なのかちとわかりづらい。

3本目は、岬が分身の能力を使って、分身を学校の部活の応援に派遣したり、櫻田家の取材に応じたりと活躍するんだけど、皆が頼りにしてるのは岬の分身の方で、岬自身は全然評価されない…と拗ねるお話。岬の分身が岬の性格の特徴がそれぞれ分化しているというところがユニークで、分身を通して岬の性質の一端が垣間見えるのが面白く、食いしん坊な分身もエッチな分身もグータラな分身も、すべて岬の要素の一つだと思うともう愛しくてたまらない。どうせ私は普通ですよ…と拗ねる岬に、そこがいいんじゃないかという遥とで色々妄想がはかどってその…モジモジ

今回も終始楽しかった。ジャンルとしては「ちびまる子ちゃん」とか「サザエさん」とか「あたしンち」と同系統とみていいんだろうけど、それらのようなほんわかとした安心感のほかに、キャラ造形の可愛らしさとちょっぴり色気があってピリッと刺激があるのが本作の魅力だね。楽しい!