アニメられる日々

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Charlotte 7話

歩未の能力「崩壊」発動により、文字通り学校の崩壊に巻き込まれた歩未と、歩未を救出しようとして二次災害に巻き込まれた有宇。病院で目覚めた有宇は、歩未の死を知り…。

歩未の死を知った有宇の放心状態は、観てるこっちのそんなまさか…と奇妙に符合して違和感はなかった。そんな有宇の不幸を知り駆けつけたという白柳は、組織あるいは奈緒の根回しによるものかもしれないけど、有宇に相対する白柳の態度は誰かに頼まれて…という義務感だけとは思えず、ちょっとだけの付き合いではあったのかもしれないけど、もう関係ないからと言えるほど無視できない縁はある、そんな人の思考の複雑さがよく出ていた。

引きこもっていた有宇が、食料がなくなり街へ出て、このまま逃げてしまおうと、その過程で能力を使って良からぬ方向に憂さ晴らしできてしまって、どんどん荒んでいく。その過程でみせる有宇の様子はさながら化け物のようだけど、これはキーワードの「化物」とは少し違うだろうとは思うけど、でも常人でもふとしたきっかけで化け物のようになるんだ、という警告めいたメッセージをミスリードとともに込めていると思う。

ゲームセンターでの小競り合いがきっかけで、能力を駆使して不良たちとのいざこざに明け暮れる有宇が、不良たちの持っていたドラッグに興味を持って試そうとする、まさにその時に奈緒が止めに入る。いつから…?という有宇にずっと監視していた、と奈緒。おそらく、ネットカフェでピザばっか頼んでいた有宇に、ピザにサラダを添えるよう根回ししたのは奈緒だろうと思うとちょっとホロッときちゃうね。

始終をずっと観ていながら、極力干渉してこなかったのは、有宇自身に悲しみを克服して欲しかったからか。ドラッグに手を出そうとするまでまだ有宇が自身で立ち直ることに期待していた奈緒の、「まだ大丈夫」というラインのギリギリ感が凄まじい。兄が狂人・廃人状態で、自身も使命から多くの人の恨みを買う奈緒ならではの感覚に胸が締め付けられる思いがした。

精神を安定させるには良い食事から、ということで、留守中の高城宅にお邪魔して有宇の晩飯を作る奈緒。高城家も両親不在か。このへんも後々なにかありそう。

台所に立つ奈緒を亡き歩未の姿に重ねてすっと眠りにおちた有宇が、「はい、出来ました!」の声でハッと目を覚ますと、「ひでん」とケチャップ文字の入ったオムライスが…という件に、ようやく歩未は亡くなったんだなあ…と思えてブワワと涙が。ピザソースに関しては色々と謎が込められてると話題になったけども、かけがえのないものの象徴であったんだなあ…と。後々それに意味を持たせてくるのかはわからないけども、「歩未のピザソース」はもう無いんだ…たとえレシピで再現できたとしても。そう思うともうたまらない。ビンに満たされたピザソースがまた悲しい。

奈緒による再現料理で、気持ちの整理がついた有宇。ここからどう物語が展開していくのか予想もつかないけど、あれこれ予想するよりも流れに身を任せていたほうが、より楽しめるのかもしれない。と、ピザソースの件でそう認識を新たにした。