アニメられる日々

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監獄学園 7話

キヨシと共犯関係にありながらバレずにいることに苦悩するガクト。トイレで関羽フィギュアを神像に見立てて懺悔しているところ、関羽フィギュアの青龍偃月刀の刃の部分が取れてしまった事に気づかず、その後シンゴがそれを拾う。

裏生徒会から情報提供の見返りとして外出するシンゴが、上級生のおねいさんとゲーセンで知り合う件、今後のしっぺ返しを想像するとちとかわいそうではある。しかしお似合いのふたり。うまく仲が発展してくれるといいのだけど。

上級生のおねいさんとまた会いたいシンゴが、情報提供にとトイレに落ちてた青龍偃月刀が、柿の種に似てるってだけでもじわっと可笑しいのに、副会長・芽衣子の柿の種に混入してそれが茶請けとして出されて会長が口にしてしまう、という流れが可笑しいし、会長を思うあまり事実を歪曲して芽衣子に弱みが出るところが物語を複雑にしていて面白味が出てる。芽衣子のようなキャラはお色気・サービス担当というのが定石だけど、何一つ色気がなくってそれもまた可笑しく。そういうふうに気持ちよく笑いに繋げてくるところもまた上手い。

青龍偃月刀を手がかりに関羽フィギュアを見つけ出し、それがキヨシの脱獄の日に限定発売されたことを突き止めた芽衣子が、関羽フィギュアを人質に脱獄共犯の自供を迫る。今回は、皆を守るためにフィギュアを叩き割ったガクトに心打たれた。

関羽フィギュアを守るために仲間を苦しめる訳にはいかない、それでは関羽に顔向けが出来ない…モノよりもそれに込められた意志なり精神なりが大事で、モノを守るためにそれをないがしろにしては本末転倒だと。限定フィギュアは失ったけど、三国志ファンとしての矜持は保たれた。気高い精神の有り様が、でもコメディだからね!の振り幅が効いてより一層強く印象づけられた。そこにいるきっかけもこれまでの振る舞いも滑稽なものだけど、そんな作品でこのような感動を表現できるのだから、物語って素晴らしい。

罰こそ免れたものの罪は罪、なじるシンゴに対して、ガクトの身を呈した連帯責任回避に許してあげよう、と一同。風向きが変わってきて今後の展開がまた楽しみ。裏生徒会の次のターゲットはアンドレで、制裁をご褒美とする彼に対して一切ムチを与えないという裏生徒会の手口がユニークなら、それでどんどん病んでいくアンドレの様子も可笑しい。失態を繰り返す芽衣子の今後と、楽しみが盛り沢山でワクワクするね。