アニメられる日々

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がっこうぐらし!8話

めぐねぇの残した「職二金」と書かれた札の着いた鍵。何か発見があるかも知れないと職員室を探るりーさん。物語の核心に迫る回。

冒頭の、めぐねぇの「遺書」エピソードで出てきた倉庫のような場所で、ぼかしが入っているとはいえあきらかにめぐねぇの、変わり果てた姿で室内をさまよう様子、灯されたままのライトスタンドに照らされた「遺書」の、筆者の理性が失われていく過程がありありと浮かぶような筆致の変化、どれも胸に迫るものがある。ああ…こういう事態は予想できたのはずなのに…それでも辛い…。

観るものがツッコミを入れたくなるような、サバイバルに適した学校の設備が、そのまま謎に直結してるのは上手い。おかしいでしょ?実はね…的な。上手い根回し。

職員室で捜索してる時の、ゆきが乱入して面白おかしくボケても、緊張感が緩和されるどころかますますその度合いが高まっていくのが凄い。ホラーとして完成しきっている。

鍵の用途がわかって、その情報から置かれた状況の背景が明らかになる。しかし、それは観る者にとって…少なくとも僕にとってはあまり重要でない。僕が本作で興味を惹かれるのは、彼女たちに安寧の日が訪れるのかどうか、というところ。事態の経緯が明らかになっても、依然として彼女らの置かれた状況は変わらず、保たれる緊張感にハラハラドキドキ。続きが待ち遠しい。