アニメられる日々

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アイドルマスターシンデレラガールズ 20話

美城常務のプロデュース企画に、凛とアナスタシアが選ばれる。それぞれがシンデレラプロジェクトでユニット活動してることもあって一度は拒絶するも、新しい可能性に惹かれて態度を保留、考えなおすことに。

武内Pなりに相性や差異の妙も含めてユニットを編成したのだろうけど、多彩な人材を抱える346プロにあって、それぞれが新しい出会いから運命を感じるようなシーンが現出しても何ら不思議ではなく、そういった変化を、環境を生かして違和感なく流れとして演出していく手際が絶妙。また、美城常務の企画に魅力を感じるアイドルたちもいるというところも、彼女が役員でありながら現場にテコを入れる説得力もようやく生まれて地盤が固まってきた。

凛が加蓮や奈緒に惹かれる、あるいは加蓮や奈緒が凛に惹かれるのは、その出会いが誰かのとりなしでなく自身たちによるものだったからだろう。そこに運命を感じるのはすごく自然で、また互いにもうどうしょうもなく惹かれてしまってる、というところが、レッスンのシーンで鮮烈に描かれていた。

アナスタシアの方は純粋な向上心として描かれていて、新田さんに相談しなかったのは自分で決断したかったから、とは言うものの、やはり申し訳ないという気持ちもあったんだろうと思う。そういう後ろめたい陰りのあるアナスタシアと、腹が決まったかのような力強い視線の凛と、またそれぞれのユニットの仲間の反応の対比も絶妙。平和的に合意したラブライカと違って、嫌なものは嫌!な未央と、でもやってみたいの!な凛と、わからない…な卯月と、性格の距離感が魅力だったニュージェネレーションズが容易く分裂してしまうところもまた凛の心境に説得力を付与してて良い。

凛の別ユニットへの参加をきっかけに、ソロ活動するという未央の真意は?卯月はどうする?と、次回に持ち越し。1話で収まらないあたり、ニュージェネはやはり本作の柱なのだろう。