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乱歩奇譚 Game of Laplace 9話

ナミコシの数式を書き換えることで、二十面相の模倣犯の増殖を止めようと試みるアケチ。数式の書き換えに成功し、初代二十面相の後継者を名乗る者と対決する。

数式なるものが生きた人間にどう作用してるのかわからないけども、ネットを利用した模倣したくなるような都市伝説の流布及び犯行の助長といった類だろうと解釈して納得することにした。これでも充分オカルトなんだけども、犯罪に関する心理とか動機とか影響というもの、その根拠を曖昧にしないでほしいなあ。数式です!と言われてもポカンですよ。

今回一番がっかりしたのは、「3分間ショッキング」コーナーのミナミ検視官が犯人として前に出てきたとこ。「3分間ショッキング」や劇場仕立ての経緯の整理や解説など、メタ演出であるという前提で納得出来ていた光景が、途端にとっ散らかった印象になってしまった。えっそれをサプライズとしちゃうの?という驚きなら確かにあったけども。

乱歩作品的な雰囲気があったのは3話辺りまで、その後はドラマと割りきって楽しめはしたけども、6話のネタ回以降から千鳥足になってる印象。何を作っているのか作っている側も見失っているのではないかと思えてくる。もはやコバヤシ少年をとおして何を伝えたいのかくらいしか期待するものが無くなってしまったけど、そこくらいはひとつ印象あるものにしてもらえるといいんだけど。