アニメられる日々

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Charlotte 10話

凖翼から明かされる、星ノ海学園設立及び自分たちの今日に至るまでの経緯。そして、凖翼から「略奪」した「タイムリープ」能力で、有宇は歩未を救いに行く。

タイムリープ後に能力者たちを匿う方法がなかなかうまく行かず、凖翼が能力の使用による副作用で、視力を失うまでタイムリープを繰り返す必要があったという経緯が以外なほどあっさりしていた。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い起こさせるギャンブルを利用した金策に学校設立というアイディアそれぞれはユニークだったけども、いずれにしてもこれらは物語の舞台装置の説明くらいに含むところのないあっさりしたものだろうと思う。

凖翼は歩未の死をどうやって知ったのだろう?という疑問は残る。研究所での末路や学校での末路を知らなくても、能力を抱えていればいずれそうなるだろう、という予想だろうか、と納得はできるけども。単純に、本作は先の展開が見えないように、想像をかき立てるように作られていて、その分ミスリードも色々仕込まれているから、その過程で生じた矛盾なのかも知れない。作り手自身そんなにきっちり作ってない、ガバガバですというのだから、多少は補完して観る余裕が楽しむポイントなのかも。

歩未を救うという試みが、奈緒の物分かりの良さも相まってトントンと解決してしまうんだけども、これもここは本題ではないですよ、というところか。もう少し時間を割いて遠回りして描けたのなら、ひとつひとつのエピソードが重みを持ったかもしれないけども、そういうのは作り手が一番感じているのじゃないだろうか。と、我ながら甘々な解釈だけども好きなんだから甘くもなる。ファンとはそういうものだ(フンス

今回、凖翼のオフィスや乙坂のマンション前でみせる奈緒のシーンから、凖翼たちの計画の蚊帳の外にいる奈緒も救われるべきと、そこを描きたいと思ってるんじゃないかと。凖翼たちの計画の中で、「崩壊」の能力を取り込んだ有宇と、蚊帳の外で気持ちを内面に押し殺し平静を装っている奈緒と、皆が救われるエンディングを想像して早くもこみ上げるものが。次回で大きく期待を裏切られるかもしれないけども、それも含めて楽しみだ。