アニメられる日々

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がっこうぐらし! 10話

めぐねえに危機が迫った日も、ちょうど雨の日だった…と不吉な導入。太郎丸がいないということで、皆で探すことに。

本を読み終えたみーくんの、本の内容が学園生活部の状況にそっくり当てはまり、それが悲劇に終わる内容らしいことや、ゾンビたちが増えてきてる理由と、雨の日だから皆雨宿りに来てるんじゃ…とバリケードへの不安をもたせたり、先行きへの不安を煽る押しが強く、祈るような気持ちで終始観ていた。

めぐねえがゾンビ化していることは前回まででもうはっきりしていたけど、ひょっとしたら理性も保ってるんじゃないか…と淡い期待も抱いていて、それが居なくなっていた太郎丸がまず先制して絶望を与えてきて、でもまだどこか期待してるところでめぐねえでダメ押しすると、こんな事態は見たくはなかったけど、それはさておきほんと上手い。そもそもめぐねえだけがゾンビに耐性があったとか、ゾンビ化しても理性を保ってた、となったらとたんに緊張感が薄れて評価も下がっただろうけど、そうとわかってても辛い…。そして面白い…。

ゾンビとはいえめぐねえだと怯んだことで負傷してしまったくるみ、これは状況としては絶望的だけど、ここでマニュアルに掲載されてる地下の薬品という希望も持たせてきて、簡単に絶望もさせてくれない。

くるみのゾンビ化は免れない…とでも思ったのか、バッグから料理用と思しき包丁に手を伸ばすところや、ゾンビがバリケードを突破してくるところなどは、「みんなで卒業ED」も効いてて、地下の薬品という希望から「みんなで卒業ED」が示唆する最悪の事態にまで、観る者の想像の方向性をある程度リードしていった上で「予測はつくけど結末はどうなるかわからない」という、まったく憎らしい程巧妙に出来てる。お見事。

自分ならめぐねえ相手でも躊躇しない、だから自分が地下に薬を取りに行くというみーくんが、太郎丸の餌に目をやって太郎丸の不幸に涙するところがまたとんでもないフラグ。ゾンビの太郎丸を相手に…てのホントやめてよね!たのむし!

ああもう完全にゾンビなんだ…という絶望に浸ってる所で、最後にめぐねえが机に向かってて日記に血が一滴ポタリというシーン、彼女の涙のように思えてああんもうどんだけ心かき乱すの!ヒドイ!(褒

以上の最悪な状況下で、ゆきがあの日のことを思い出しそうな様子に、これから目を背けることが難しくなる状況が出てきた時にどうリアクションするかも見もの。「かけがえのない日常」を背負っている子だから、彼女がここでどう振舞い行動していくかで評価はガラッと変わってくるでしょう。