Charlotte １１話

正直なところ、明かされる経緯や状況の変化に気持ちがついていかず、呆然と眺めていた。

シャーロット彗星が地球接近時に振りまく粒子が能力発動の原因で、世界中で起こっている能力に纏わる様々な不幸を防ぐためにワクチンを開発している。というアイディア自体は悪くない。というか本作に期待するもの、どうしょうもない状況からの救済の物語の中で、それは調味料的なものだけど、それが味を引き立てたかどうかは現時点ではなんとも。今の段階では能力自体のなんだかんだに時間を食われてしまってるという印象。

意外性を出すためにその時まで伏せておこう、というのも仇になってるように思う。歩未の学園生活然り、能力を狙う多数の勢力然り。その世界ではいろいろあってそうなったのかもしれないけど、観てる側からすると唐突で、気持ちが高ぶる前に物事がトントンと展開してしまってアッアッ待ってってなっちゃう。

熊耳が不幸に巻き込まれたけど、タイムリープで助かっちゃうんじゃないの？と思えちゃうのも災いしてるかな。有宇が目をやられて…というのも傷が浅いんじゃないの？と思っちゃったり。どこかこう緊張感が持てないというか。

ともかく、今回はコメントに困る内容。今後の展開次第では今回のあれこれが効いてくると思うけど、今の段階ではなんとも。