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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

ケイオスドラゴン 赤竜戦役を観終えて

誰かを犠牲にして力を得る、忌ブキの赤の竜設定が、それに都合よくトントンと段取りされていく展開と、Bパート終了後の今日の犠牲者的演出から、毎回誰かを犠牲にしていくような気分の良くない作品になるんじゃないか、と2話あたりで挫折しそうになったものの、3話以降から落ち着いた展開になってきて、ニル・カムイ、黄爛、ドナティアのそれぞれの勢力の思惑に、中立的立場のハイガ、そしてそれぞれの勢力に属するキャラたちで構成された混成調査隊のなかでの関係性が面白く。

ニル・カムイの忌ブキ視点での冒頭の世界観の説明が、ある時にはドナティアのスアロー視点での世界観の説明になったりするところがユニークで、それによって世界の見方がまるで変わってくるところが面白く。

黄爛を中国、ドナティアをロシア、ニル・カムイを日本、と解釈するとひと昔前の戦争を連想させるけど、ニル・カムイをアイヌと解釈するとまた二重に含むところがあって興味深い。もっとも、そういった設定だったとして、それで何か言いたいということではなく、単純に物語の舞台を構築する上で拝借した程度のものだろうけど。

序盤にもう少し落ち着きがあればより良くなったのでは。中盤からは赤の竜設定以外にも、勢力争いの中で何者かが何者かを殺害するという状況もあって、主要キャラに見えても退場する可能性があるという緊張感が上手くコントロールできてた。えっ終わったの?というくらいあっさりした締めくくりではあったけども、ここから続編を描くにはいい幕引きではあったと思う。続編があるのかはわからないけども、あるなら是非観てみたい。