アニメられる日々

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下ネタという概念が存在しない退屈な世界 最終回を観終えて

性表現の規制というコンニチの世相に対する批判性の高い題材と、挑発的に過剰な表現に当初は快哉を叫んだものの、批判性に関してはもう初っ端で批判しきってしまった感があり、そっちのほうの溜飲が下がってしまうと、過剰な下ネタの応酬に頭痛・目まい・時には吐き気を催すこともあり、その強烈な毒気に当てられてしまった。

もともと下ネタというのは下品でくだらないものであるから、それをタイトルにするのであればとことん下品でくだらなくあれ、と嘯いたものの、回を増すごとにすまぬ…すまぬ…とのたうち回るハメになり、下ネタが苦手であるということを嫌というほど再認識させられた。そういう意味では、本質をしっかり捉えて、濁すこと無くとことん突っ走った怪作といえる。

合わないではあったものの、一応楽しめたし、悪くはないんじゃないかな、という印象。ひとつ不満があるとすれば、轟力先輩だけは常識人でいて欲しかった。変態だらけの世界で唯一の足場となるキャラと期待したものの、お前もか…!と頭抱える事態になるとは…。