アニメられる日々

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おそ松さん 1話

赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」アニメ化作品の、これはパロディといってもいいかもしれない。原作漫画は1962年、アニメ第一作が1966年と、原作をリアルタイムで接した方々は50代以上。アニメ第二作のいわゆる「平成おそ松くん」が1988年と、こちらは僕がちょうど小学生の頃に観たんだけども、それでも「親父が子供の頃の作品」というレトロな印象を抱いたくらいだから、かえって新鮮な気持ちで楽しめるかもしれない、と期待を寄せていた。

1話めの印象としては、大作を預かったという作り手のプレッシャーが隠されること無く全面に出ていて、開き直ったかのように人気作やジャンルのパロディを繰り出してくるんだけど、赤塚ギャグに自信を持てなかったり、かといって独自に笑いをひねり出すこともなく、という弱気な姿勢が心配になった。

冒頭や終盤の、おそ松兄弟のかけあいだけでも面白いのだから、他作のパロディに頼らず持ち味を生かして欲しい。次回からちゃんとやりますという言葉を信じたい。