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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

コンクリート・レボルティオ 超人幻想 2話

神化41年8月。いたずら好きのお化け・風郎太は、デパートで目玉商品として売り物にされている珍しい昆虫を悪戯心から逃してやるが、直後発生した「黒い霧」のなかで、助けられた珍しい虫のお礼を聞いた後に気絶してしまう。それからしばらくして、爾郎は輝子を連れて風郎太を引き取りに警察署に訪れる。「超人課」の話を聞き、仲間に入れて欲しいと風郎太。しかし今は人材を募集していないとあしらわれてしまう。超人課が「黒い霧」事件にあたっている中、課員たちのプライベートを覗きつつ徘徊していた風郎太は街で「珍しい虫」と再会する。友だちになって欲しいという彼女の名はカムぺ。約束もそこそこに用事があると早々にその場を後にした風郎太は、その後黒い霧事件での活躍で再びカムぺを救うことになるのだが、カムペは何も語らず去っていってしまう。風郎太がカムペと再会するのは、それから7年後の神化48年8月のことであった。

風朗太が超人課に入るまでの経緯から、その7年後を描くという、前回の輝子のエピソードの流れを踏襲した形。昭和の同年台の「黒い霧事件」を拝借しながら、しかし本エピソードの肝は流れゆく時の中で変わるものと変わらないものにある。今回のエピソードで、本作品の主題もまたそこにあると見えてきた。

輝子の「私、二十歳になりました!」とカムペの「私、大人になったわ」。超人課を「俺達が悪を倒していい超人を守る組織だと思っている」風郎太に爾郎が託した想いと、それでも超人課を去った爾郎のその後を思うと味わい深いものがある。超人課とはそういうものだ、と嘯く神化41年の爾郎に対してつまらなそうな反応をする輝子や風郎太、という構図が、数年後には真逆になる。そこが身震いするほど面白い。

遠い日の情や熱が色あせてしまったり、またはそのまま残っていたり、消えないからこそ再燃してしまったり…そういう時の流れのなかでの各々の想いの行き場に「空に星があるように」のメロディがそっと寄り添う、良エピソードでした。