アニメられる日々

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俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 2話

世間知らずなお嬢様たちが社会に出てつまずかないように免疫をつけておく…「庶民サンプル」として招かれた公人。お嬢様たちの好奇心は予想以上で、スターのように扱われ困惑する公人。今回は、彼の歓迎会を催すという麗子と、「庶民」を身につけて公人のように人気者になりたい愛佳が立ち上げた「庶民部」活動開始のエピソード。

前回、本作を「カップめんに感動するお嬢様の面白み」と評したが、さっそくのカップめんエピソードで思わずニンマリ。食事会で和食をオーダーした公人に専属メイドのみゆきが嫌がらせのつもりで出したカップめん。それに麗子はじめお嬢様たちが興味を示すというお約束の流れでも可笑しいのに、興味を示した麗子に公人が食べる?と差し出したカップめんを仰々しく受領して、そのひとつのカップめんを皆(推定50人)で分けましょう!器も最高のものに取り分けて!てとこもう可笑しくて可笑しくて。皿に盛られた一本の麺と少々の汁と具材の欠片がまるでカップめんの食べこぼしといった風情で、その食べこぼしをすすってお嬢様たちが感激するものだからたまらない。素晴らしいユーモアのセンス。

お風呂に入ってさあ上がろうという麗子といざお風呂へ!という公人が生まれたままの姿でばったりというお約束も、公人に惹かれ始めている麗子らしい筋の通ったリアクションが好感。これによって公人と麗子の関係がややこしくなっていく面白みにスムーズにつなげることができた。

一方、「庶民部」を立ち上げた愛佳方面はピリッとしない。彼女がお嬢様っぽくないというところが災いして、振る舞いがありふれたツンデレキャラでしかないので、面倒な、ともすればうっとおしささえ感じてしまうキャラから脱し切れていない。愛佳方面の問題、一人ぼっちの孤独感に寄り添っていければ印象は変わってくるだろうけど。こちらは時間が解決するだろうと期待している。