アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 3話

自分で服が着れない・曜日ごとに決まった食事しか口にしないという天才お嬢様・白亜に公人が出会うエピソードと、剣術使いのお嬢様・可憐とのドタバタエピソード。

感情の起伏が顔に出ない系の見た目は幼女な中学生という定番キャラで、天才的な頭脳を持つがゆえの特異な行動のひとつの「閃いた時に何故か服を脱ぐ」というのは苦笑ものだけど、決まった食事しか口にしないという白亜が公人の作った「冷やしラー油麺」を食べるというところ、出会いとそのプロセスであるコミュニケーションがカップめんをアレンジした料理だった、というところに本作の魅力が詰まっている。

幼いながらもその能力がゆえにのしかかる期待や、自分で服を着ることもできなければ決まった食事以外口にしない彼女がいかに神経質な環境下で囲われてきたかということが伺えて、その囲いを取っ払ったのがカップめんだった、というのがなんとも安価であったかい。安価であるけども、公人が居なければその機会は訪れることはなかっただろうと思えるところに価値がある。そんな公人に保護者に寄せるような愛着を求める白亜がなんとも愛おしいエピソードだった。

一転、可憐のエピソードは彼女の剣技のように竜巻的に唐突で、まるで交通事故のような突発的なサービス事案の数々にポカンとしてしまった。本作はどうも個々のエピソードのつながりがよろしくない。未だ庶民部として目立った活動ができないでいる愛佳方面も含めて。

典型的ではあるけど皆キャラは立ってるので、お嬢様たちと庶民の代表である公人とのギャップから生まれる可笑しみに、キャラ同士がうまく噛み合えばより面白くなっていくと思う。とりあえず全員集合したようなので、ここからより面白くなっていくだろうと期待したい。