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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 4話

真賀田博士に続いて新藤所長も殺された。ヘリの無線も壊され、外界とは連絡が取れない状態とあって、ここは引き上げるべきという犀川に対し、事の真相を知るために残るという萌絵。事件の手がかりを探るべく、真賀田博士の部屋を調べることに。

 

真賀田博士の専門は情報処理技術なのか、ロボット工学なのか。これは事件には関係ないと思うけども、四季がそういったインテリジェンスを持ち合わせた人物であるということや、彼女と縁があってここにいる人々の同様のインテリジェントな雰囲気の説得力が、そういう説明があるわけでもないのに物語の中で自然に付与できているのは凄い。犀川や萌絵の台詞回しにふたりの掛け合い、四季との回想シーンでのやり取りや新川の回想など、その光景とキャラの振舞いで、状況だけ挙げればドロドロに淫靡で猟奇的なはずの出来事が、妖しくも情緒的に、それでいてエレガントな雰囲気に。

ヒーローに胸を熱くしたり女の子たちの可愛らしい掛け合いにほっこりしたり、不幸な境遇に寄り添ったりゴージャスな雰囲気に浸ったり…作品によってお楽しみのアプローチは様々だけど、本作は知的空間に身を置くことで自身がアップデートしたような…身も蓋もない言い方をすればちょっと賢くなった気になったような。物質的にでなく知的に華やかな気分になれるというか、向上心や知的好奇心を刺激してきて、自身をポジティブに牽引してくれるような雰囲気に惹かれる。

ちょっと話それたけども、今回のエピソード自体はまだ本題の入り口に立ったといったところで、上記の通りただただ雰囲気を楽しんでたのだけど、レゴブロックとバラバラ殺人は何か関連があるのかな、と気にはなった。また、ワゴンに載せられた女性は真賀田四季であるはずなのに、誰もそこにあまり触れないというか、本当に四季なのか?という話すら出てこないところがアヤシイ。ますます四季が生きてるように思えてきた。四季の姉という人物が出て来なかったのも引っかかる。

一応断っておくと、思いっきり原作のネタバレを掴まされてしまったので原作の方の犯人は知ってしまったのだけども、アニメの方は独自の展開を見せるかもしれないと期待して、原作未読組的に知らぬ存ぜぬで謎解きを楽しんでいこうと思う。