アニメられる日々

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無彩限のファントム・ワールド 3話

夕方になると、橋を渡る人を通せんぼするファントムがいる。姫野先生の指示で、休日を利用しファントム退治に遠出するチームE。しかし格闘スキルを持ったふたりのファントムに、舞ひとりでは分が悪く撤退。対抗策として、晴彦に格闘術を仕込む事になったのだが、晴彦の提案で、手っ取り早く舞の格闘の記憶を自身にダウンロードしようということに。

 

小さい頃は引っ込み思案で泣き虫だったという舞の過去を掘り下げたエピソード。橋で出会ったファントムふたりと舞のエピソードとの関連性は、終わってみればなーんだって感じなのだけども、情報の隠し方が上手くて意外性があった。ファントム対策でデートすることになったふたりの入った映画館、「北斗の拳」ぽい作品のリバイバル上映の様子そのものも楽しいし、それがその後の戦闘に活かされるあたりもユニーク。他愛もない話ではあるけども、湿っぽく出来そうな舞の過去をコミカルにオトす手際といい、情感あふれるストーリー演出に長けた京アニにあって、肩肘張らずに観ていられるこういった作品もたまにはいいなあと思えたし、「けいおん!」の序盤を見てた頃の感覚がなんとなく蘇ってきた。

今回の流れで小糸に声をかけなかったのはちょっと気になったし、久瑠美は一体なんなんだと思ったけども、今後納得のいく展開になっていくでしょうと焦らず待つことにした。このままの雰囲気で駆け抜けていっても構わないけども、なにかしらずしりと来るエピソードを用意してそうな気配はする。姫野先生が阿頼耶識社の研究スタッフも「兼ねている」と現在進行形でさらりと重要な事も語ってて、ということは騒動の発端の阿頼耶識社は現存することになるのだから、こっち方面でも何かしら一悶着ありそうだ。こっから先が本題というところか。