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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

無彩限のファントム・ワールド 4話

ファントム退治のご褒美に焼き肉食べ放題のチケットをもらった玲奈は、チームEのみんなと焼肉屋さんで念願の食べ放題を満喫。楽しいひと時を過ごし、しかし皆と別れてひとりになった玲奈はどこか淋しげ。そんな玲奈の待つバス停に、見慣れないバスがやってくる。

 

今回は、厳格な家庭に育った玲奈のエピソード。ファントムと関わるのを快く思っていない両親に、ファントム退治のクラブに所属しているのを内緒にしているのが息苦しく、またそんな両親に反発して家を出て行った姉が無性に恋しくなり、寂しい。そんな玲奈の心の隙にファントムがつけ込み、玲奈を暖かな家庭・擬似両親の待つ夢の世界に誘うというお話。厳しいとはいえ大事にもされているであろう玲奈の、ささやかな悩み、寂しさを取り上げたささやかなエピソードを、ぐっと強い印象に仕立てあげた映像演出が、今回は一際目を引いた。

アバンタイトルでいつものように語る晴彦のアステカ風コスプレ、その頭飾りをジャラジャラとさせるところからすでに、あっこれはただ事ではないなと身構えてしまったし、念願の焼き肉食べ放題に夢中になる玲奈を撮るカメラのブレや、話しているキャラに合わせてピントを変える様子、バス停に近づくバイクのライトに照らされ徐々に明度が増す玲奈、バイクのボディのツヤ、突然パッと眩しくなって、輝度が徐々に絞られてくると見えてくるボンネットバス、そのバスのヘッドライトに照らされてカメラに付いたホコリが「たまゆら」になって瞬く…このあたりは「境界の彼方」OP映像を連想させる。アニメなのに時折「カメラで撮ってる」ような質感をもたらしてくるところが面白い。かと思えば、玲奈が皿を積み上げるごとに顔色が変わる店長らしき人の表情の変化などコメディとしてもしっかり目で笑わせてもらったし、夢の様な世界は絵本のようなほのぼのとしたクレヨン調で、ウサギの両親が可愛らしかったし、なぜか関西弁ってのが可笑しく、見ててほっこりした。ここは玲奈の幼児性も伺えて、今回のエピソードで玲奈の抱える問題も象徴しているように思えた。

夢の世界の両親とのふれあいが愉快で、またそこで育まれた絆と別れにホロリ。本当の両親も、きっと姉に出て行かれたから、玲奈を大事にするあまり厳しくもなったのでしょう。ちゃんとクラブのことを打ち明けて、容認してもらえたことがそれを裏付けている。ささやかなエピソードではあったけども、目でも存分に楽しませてもらって大満足でした。