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アニメられる日々

アニメ感想ツイート保管庫(暫定

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 18話

クーデリアはマスコミを通じて全世界に現状を訴え、全世界の民衆の視線を盾にギャラルホルンを退けることに成功した。しかしギャラルホルンの厳重な監視の下で地球に降下するのがさらに困難となった。そんな時、モンターク商会を名乗る仮面の男が商談を持ちかける。フミタンの死を忘れるかのように交渉の準備に勤しむクーデリアであったが、フミタンの死の一因が仮面の男にある事への葛藤もあって疲れを見せ始めていた。

 

クーデリアのマスコミを通じた訴えにより、足が止まったギャラルホルン艦隊の只中を悠々と航行するイサリビは、モーセのようであり、またクーデリアの意志を体現するそれはジャンヌ・ダルクのようにも見えた。三日月が凄い…と驚嘆するのも道理で、常に前線で単純な命のやり取りに明け暮れてた彼が、自分たちを蟻のように潰せるほどの圧倒的な軍勢が足を止める様子を目の当たりにすれば、これまで知識や教養がないために半信半疑だった、彼女の言ってることが絵空事でないことを、実際に目で確かめられたのは衝撃的な出来事だったでしょう。

ここ最近のクーデリアは凄い、となんだかドラフト一位で劇的な入団を果たしたもののずーっと振るわなかった選手がようやくホームランをかっ飛ばして興奮するファンのように三日月が言うのがなんだか可笑しいのだけども、口にしていたことをようやく実行に移す機会が得られただけで、彼女自身は劇的に変わったわけじゃない。演説の時足が震えていたよ、というアトラのアシストが大変よろしくて、抜かりないですなあ。三日月の手の震えと重なるわけですね。責任。三日月は命のやり取りに伴う責任、クーデリアは民衆を背負う責任。ふたりが苦悩を分かち合い、目標を共にするキーワードの発見。そして、みんなのために身を挺して小さな勇気を振り絞ったアトラが、その小さな身にクーデリアのみならず皆の安全を背負った責任感にも、しっかりとよしよしとしてくれた三日月のフォロー。ここはクーデリアやアトラだけでなく、只々殺戮を繰り返してきた三日月が、目の前の敵を無機質に殺すだけだった自身のモチベーションに、クーデリアやアトラ、そして皆を守るという要素が加わって、自身も癒やされる構造となっている。手の震えの理由に意味が与えられたわけだ。この先三日月がどう敵と向き合い、考えるのか、彼の変化にも注目したい。

オルガもまた、テイワズや傘下のタービンズ、兄と慕う名瀬が、自身をまだ駒としか見ていないことをちゃんと自覚していて、このままではいけないと思っている様子がはっきり描かれて安心した。義侠心を利用されて消費されるだけの男にはならないようで頼もしい。彼の成長にはやはりメリビットさんの支えが必要ですな。早く結婚しよう。早く!

コホン、さて、今回は仮面の男サイドにトドがしぶとく図太く居座ってたり、ガエリオを万年ミソッカスとボロクソに語る麻呂眉さんが中二病全開でなんだこれ!楽しい!麻呂眉さんはメカフミタン説があったけど早々に否定されちゃって、でも面白そうなキャラで今後が楽しみ。勢力図も曲者揃いで、話がブワッと広がっていきそうだ。