アニメられる日々

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Dimension W 総感

次元軸「W」から得られる無限のエネルギーによって、「コイル」を通じでエネルギーが世界中に供給され、平和で豊かな社会が実現する…はずが、コイルを持つ者と持たない者との格差や不正コイルの横行とそれに伴う犯罪増加と、新たな社会問題を引き起こしていた。不正コイルを回収する賞金稼ぎ「回収屋」のキョーマが、回収の仕事でアンドロイドの少女・ミラと出会い、行動を共にすることで、百合崎博士がミラに託した願い、ニューテスラエナジーとコイルの闇、自身の無くした記憶の謎に迫っていく。

 

梅津泰臣さんのカッコつけることに恥じない堂々たるスタイリッシュなOPと江畑涼真さんの演技フェチ全開のEDが目を引く作品。本編でも江畑さんがアクションを監修してるからか、画が動くことに感動を覚えることが出来る作品だった。背景が時折単色に塗りつぶされるPOPな表現は監督の持ち味だろうか。「間」を演出するこの表現が、実際に流れてる時間よりも「間」を感じさせてくれていた。映像作品としては見応えのある作品。

ワンクールで一区切りきちんとつけた姿勢は評価したいけど、そのためかキョーマと雅の件やルーザーの件などの溜めが弱かったのは惜しい。情が移る前に悲劇が起こって、悲しむ間もなく次に移ってしまった、という印象。個々のエピソードは良かったけども、大筋を印象づける溜めがどうにも弱かった。

キョーマとミラがゆかいに回収の日々を送る、というのでも個人的には構わないのだけど…ミラをもっと見ていたかった(本音