アニメられる日々

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だがしかし 総感

とある田舎の駄菓子屋「シカダ駄菓子」の一人息子・鹿田ココノツは、父・鹿田ヨウの駄菓子屋を継いでもらおうと繰り出すあらゆる手段をかわしつつ漫画家を目指していた。そこへ、お菓子メーカー「枝垂カンパニー」の社長令嬢・枝垂ほたるがやってくる。駄菓子界で有名なヨウを枝垂カンパニーに引き抜くことが目的で、そのためにココノツに駄菓子屋を継がせようとするが、駄菓子マニアであるほたるはしばしば脱線して駄菓子ネタを披露するのだった。

 

全く知らない状態で視聴しているところに、いきなり持ってこられたパロディネタが辛かった。初対面の人に馴れ馴れしくされたような気分で、1話めの印象は極めて良くない。それでも、個性的なキャラの容姿と艶やかな仕上がりに惹かれてついて行くことにした。不思議と落ち着きのなかったのはこの1話のみで、その後はいい雰囲気で楽しむことが出来た。

コメディ作品だと、笑いのツボを刺激してくれないと作りが良くっても乗れないところがあって、本作は残念ながら僕のツボを刺激してくれるものではなかった。しかしながら実在の駄菓子をただ懐かしいというのでなくわりと新しい物まで紹介していってくれたので、懐かしく感じたり新しい発見があったりと、そういったお楽しみはいただけた。ココノツからほたるに、サヤ師からココノツに注がれる視線が紡ぐエピソードもじわりと染み入るいいエピソード。最終話でのバス停でのエピソードも良くって、最終話観終えてまた1話観返すとちょっとホロッと来ます。バス停とほたるとサクマ式ドロップス

全部観終えた後に1話観返すと、あれほど印象の悪かった1話がすんなり楽しめたのは発見だった。パロネタは十分温めてから繰り出すのが良いのかも知れない。