アニメられる日々

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2016年夏アニメ私感

2016年夏は派手な作品こそないものの、比較的安定感があってしっかり楽しませてくれる作品が多かった印象。夏期作品の私感を綴ったつぶやきを例によって整理してみました。 

  

1 planetarian~ちいさなほしのゆめ

劇場版を観た上でまとめて別で語ろうとも思ったが、放送分だけで締めちゃったとしても作品として成立してると思うので、夏期の作品のひとつとして数えた。

ロボット・ゆめみが愛らしく振る舞うほどに人間であってほしいという思いが募るのに、ゆめみは頑としてロボットのまま、というのがもう…。

 

2 クロムクロ

ロボットとそれを巡る情勢・関わった人々とその歴史という背景を、特に説明しなくてもわかってもらえるようシンプルかつコンパクトに纏めたのが良くって、そこに住む子どもたちを中心としたコミュニティとその外側にいる大人たちとの関わりが、時を超えてきたサムライの青年が加わることで生じる面白みを、コメディを基調とした雰囲気のなかで余すところなく抽出しきった。設定と構成が素晴らしく噛み合って、あっと言う間の充実の2クールだった。

 

3 Re:ゼロから始める異世界生活

ストーリーもキャラクターもトッピング全のせラーメンのようなギットギトな作品だけども、設定を活かしてミステリーに仕立てたのが良くって、毎度先の見えない展開にハラハラドキドキ。作品世界に強引に観るものを引きずり込むパワーをもった作品でした。

 

4 91Days

邦楽のOP曲より洋楽のほうが良かったのでは…と思ったけども、キャラデザの影響もあってすぐに気にならなくなった。この人が物語の中心に来るのだな…というキャラがバンバン退場するので先が見えなくて毎度楽しみに観ていた。

  

5 ラブライブ!サンシャイン!!

前作ラブライブ!のμ'sに憧れる子たちが中心なので、どうしても前作より華やかさに欠ける。どうしてこの子たちを描こうと思ったんだろう…とずっと首を傾げてたんだけど最後の最後にテーマが理解できてひとつのドラマとしての完成図が俯瞰できた。派手さはないものの何者でもない子達にもステージの雰囲気を味わってほしい!という意気は伝わった。

 

6 この美術部には問題がある!

コメディ作品はネタが自分に合うか合わないかというのが重要なので、そのあたりがビシっと噛み合ってくれたので高評価。遊び心満載の、作ってる側も楽しんでそうな演出の数々は観てて楽しいし嬉しい。

 

7 食戟のソーマ 弐ノ皿

週刊誌連載の人気作品でもう確実に面白いのに、贅沢な画作りで文句なしに面白いアニメ作品に。起承転結の緩急の付け方が素晴らしく、毎度スリリングな展開で手に汗握った。

 

8 モブサイコ100

90年台OVAっぽい雰囲気を持つ画作りをTVシリーズで、こういった作品でってのがとても贅沢に思えた。ギャグをやってるのにドラマチックにも解釈できるオチに誘導するセンスが凄い。

 

9 ベルセルク

中世西洋の宗教観の持つおどろおどしい世界を、劇伴なり構図なりでよりダイナミックに表現出来ていたと思う。CGなのに手描き手塗りっぽい感触を出そうとしたのは新鮮だった。もう少し動きの方も精度が欲しかったけどこれは贅沢か。

 

10 NEW GAME!

ネタの好みこそ合わなかったものの、画作りが素晴らしくて見てるだけでも楽しかった。ねねっちがお気に入りで、天真爛漫に振る舞ったら怒られてシュンとしてるところをおーよしよしよしよししたいですねぇーッ!!

 

11 ReLife 

主人公がほぼ同世代ということもあって共感を覚えつつ楽しむことができた分高評価。ピアノを基調とした劇伴からは作り手のしっかりしたビジョンが伺えて、丁寧な作りにもそれが伺えた。派手でなくてもさっぱりとしたキャラデザに爽やかな色使いが清涼感あふれる学園生活を演出した。

 

12 不機嫌なモノノケ庵

妖怪モノの定番で、恋愛要素もなく地味な印象だけども、しみじみと良い…と思える安心感が得られる作品。ヒロイン級の活躍をみせたモジャが可愛かった。

 

13 甘々と稲妻

寂しい人々が寄り添って一緒にめしを作って食うというそれだけのシンプルさと、それをただ見てるだけで楽しいというのが魅力ではあった。もう少し話が膨らみそうなポテンシャルは感じるのに、それを引き出さないまま終わったのが惜しいけども、続編のために取って置いてるのかもと思うと納得もできる。

 

14 あまんちゅ!

女の子たちと海の中の神秘性に寄り添った結果なんだろうけども、いい雰囲気ではあるけど凄く寂しくて、畏れのようなものすらこみ上げてくる雰囲気がちょっと落ち着かなかった。アミーゴアミーゴ!!とかそれくらいの陽気さでもかまわないと思うけど。

 

15 テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

長編超大作…のプロローグを観た、という印象。凄いのは凄いんだけども…。

 

16 マクロスΔ

中盤までは刺激的だったけども、敵対するウィンダミアの事情が定番であったために回が増すごとにいつか見たような展開になってしまうのが惜しかった。フレイアの訛り混じりの喋りが好きで、彼女の声を聴くのを毎度楽しみにしていた。

 

17 アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd 

2期は1期を観たファンへの贈り物的な弾けっぷりを見せつつ、初見でも楽しめるよう配慮されたストーリーも盛り込まれた。どちらも中途半端な印象だったけども、もともと実現しなかったかもしれない2期作で、散り散りになっても仲の良さそうな、自分の世界と、その気になれば旧友にいつでも会える行動力を持った大人として描かれた大人たちの様子が見られたのは嬉しかった。

 

18 orange

中盤までは凄くよかったのだけれども、連載漫画原作だからか、どれだけ皆との絆が深まってもこの世に未練が生まれる様子のない翔にだんだん腹が立ってきたのと、手紙の送られてきた経緯について語らなくても成立したはずなのに説明してしまったばかりに世界が急に狭く見えてしまったのは惜しい。 

 

19 Rewrite

定番キャラの織りなすベタベタなラブコメディ+トラウマや宿命との戦いという僕の好きなKey作品!の要素が揃っていてもう大好きなはずであっても、やはりアニメーションとしての体裁は整えてほしかった。すごく残念です。でも大好きです。続編に期待。

 

20 ダンガンロンパ3 未来編・絶望編・希望編

ゴールから逆算して作ったような強引さや平坦さで、ゲームで1・2楽しんだ身としてはその後がどうであれ観ておくべきだという義務感で観ていたところがあった。そうでなければ途中で脱落したかもしれないけども、希望編の最後の最後で観ててよかった…と思えてしまったから我ながら現金なものだ。

 

以上です。