2017年TVアニメED映像10選
少女終末旅行(通常ED)
原作者のつくみずさんによるラフスケッチ風アニメーションにウットリ。どこからどこまでをつくみずさんが、どういったふうに作られたのか、いろいろお話を伺いたいですね。
冴えない彼女の育てかた♭(通常ED)
キャラの複雑な感情を表現した表情とふっくらとした唇、柔らかさと瑞々しさとが感触として伝わってきそうな色気のあるイラストが好きです。
洗濯物の乾燥が終わるのを待つ間、陽気な曲に合わせてリズムを取り、ついには踊りだす紗霧が可愛らしいですね。動きに合わせてなびく髪や服の描写が凄いです。
すぐにそれとわかる梅津さんによる本編超えED。動かすにしろ止めるにしろ、様になる画をビシっともってくるセンスは流石です。
サクラクエスト(1stED)
カラフルで清潔感のあるファッションに見合った色使いとキャラの表情仕草が素敵でした。みんなカッコいい表情ですね。
イラストの止め絵ですが、ED曲が合わさると観てて恍惚としてきて、なるほどこれが…とターニャ・デグレチャフのカリスマ性を再認識しました。歌詞と悠木碧さんの演技とイラストの眼力とが合わさってパワフルに仕上がりました。
遠足にでも行くようなノリの曲と画なのに、うっすら恐怖を感じるのは本編に引かれてるからなのか、曲や画に秘密があるのか…観終わった視聴者の隙を突いて魂を抜き取りかねない情念のこもった映像でした。
ごちゃごちゃとうるさいほどに賑やかな映像は、作品の持つ90年代的漫画的過剰さとヘルサレムズ・ロットという街の特徴の背後にアメリカの気配があって、それらが作品の魅力であると分かってる感が嬉しかったです。
ボールルームへようこそ(1stED)
ダンススタジオでまだ相手すらいない多々良くんがひとりステップを踏み続ける様子を美しい歌声のワルツに乗せて…華やかな舞台の裏の地道な努力を美しく表現しました。
前作同様、牧歌的な雰囲気がなんとも心地良いですね。深夜アニメなのに夕方アニメみたいなお家へ帰ろう系で懐かしい気分にも。
総感
毎年のことではありますが、エンディング映像は止め画など控えめなものが多くて、OPを選ぶよりずっと悩みました。選外ですが「賭ケグルイ」や「Re:CREATORS」のED映像も推したいですね。