アニメられる日々

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青春×機関銃 2話

早朝から松岡が立花を強引にサバゲーの定例会に誘うところから始まる。パジャマのまま連れて来られたってのも可笑しいけど、これで立花はゲーム用の服に着替えないといけなくなって、見た目は男の子っぽいけど女の子なので当然女子トイレで着替えることに。で、着替えてでたところを男性に見つかって、釈明にしどろもどろする件が可笑しいし、ここが今後の伏線として生きてくるところが上手い。

なんだかんだあってチームに合流すると、松岡以外にメンバーが居て、それがさっきトイレで鉢合わせした男性だった、というお約束事だけども、やり取りとコミカルな演出が楽しい。

その男性・雪村透は、唯一の友という松岡以外のメンバーが入るのを嫌がってるんだけども、雪村の松岡を見る目がアブないのであっそっちの…と思った(ナニが)いや文面だけだと真っ直ぐな友情の念なんですヨ…。多分。

立花を辞めさせたい雪村は、2回戦で立花を孤立させようという算段。相手は打たれてもヒットコールしない、いわゆるゾンビ行為というルール違反も厭わず、敵を孤立させて囲んでいたぶるというおあつらえ向きの迷惑チーム。

雪村の思惑通り立花は孤立して囲まれるんだけど、持ち前の反射神経で敵チームの斉射をかわしながら雪村を待ち続ける。それにほだされた雪村が助けに行く…とこれもお約束。

ここでかつていじめにあった雪村が、松岡に助けられて今に至る経緯が明らかにされる。信じられるのは松岡だけなんだという雪村に、ならタチバナはなおさらチームを辞める訳にはいかないと、ここで辞めたら雪村さんは延々同じ事を続ける、それじゃ何時まで経っても仲間ができないですよ、と、まず雪村の行為の非を指摘したうえで、「タチバナは雪村さんと、ちゃんと仲間になりたいのですよ」というこの順序が凄く良かった。お決まりの流れでのこういうさりげない丁寧さって、ちょっと記憶に無い。

というわけでチームとして結束し、相手の卑怯な手段もはねのけて勝利した、その後がまた良くって。お詫びと友情の印にと雪村が自作の漫画を立花にあげる。中身はもうだいたい想像がつくだろうけど、ここからはぜひ本編を見て欲しい。オチでのハーモニー処理の使い方が最高です。

本作は中野英明さん初監督作品なんだけど、スタッフ関係に疎い僕が、「エスカ&ロジーのアトリエ」8話の演出が異彩を放ってたので調べてその名前を覚えた方で。なんというか嬉しいね。感無量というか。応援していきたい。