アニメられる日々

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ガッチャマンクラウズインサイト 4話

赤クラウズをバッタバッタとなぎ払い、理詰夢を追い詰めるつばさとゲルちゃん。ところが理詰夢は形勢不利とみるとあっさり降参、御用となる。「目的は果たした」と不気味な言葉を残して。

累のなぜ助けた、に憤慨するつばさ。はじめにももう少し待てば良かったんじゃないっすかねーとチクリ。命より大事なものってないんすかね、争いっていけないことなんすかね、煽りよる。難しいことはわかんないけど嫌なものは嫌なの!なつばさちゃんに、自分の感覚を絶対視せず他人の身になって考えてみろと言ってるし、みんながひとつになればいいのに…なゲルちゃんに、その過程で争いは避けられないよね、と言ってる。

ふとゲルちゃんの能力のフキダシで、はじめのフキダシが灰色なのと、つばさのじっちゃんのフキダシが灰色なのを思い出した。ふたりとも、白でも黒でもない灰色、つまり「中庸」を意味するのではないか。で、この「中庸」というものをゲルちゃんは理解できないんじゃないか、と。

さて、赤クラウズの代表を捉えたことで世間は賑わうも、すぐに青クラウズ、つまり累主催のクラウズそのものの存在意義についての議論にシフトする。世間が賑わえばマスコミも煽る。正義も道義もなく只々数字が取れればいい、というミリオを、みんなの意見だから!と首相に押すゲルちゃん。その「民意」に疑いのないゲルちゃん、やはり危うい。

立川CAGEに帰れば、Gメンバーらでも同様の議論が興る。クラウズは危険だ、人には早すぎた、でも使い方次第よね…いろんな意見が飛び交う状況を、これっすよ!バチバチッと!とはじめ。何が正しいのか、どうするべきなのか、みんなバラバラなのは当たり前で、だから時には衝突もするんだ、と。

今回のエピソードは、『五箇条の御誓文』を思い起こさせる。自分の感覚からくる「正しい行動」はするけど、難しいことはよくわからなくて、政治家はフィーリングで選ぶ、そんなつばさちゃんのようないわゆる普通の人達に、ちょっとは考えましょ、というのが今回のテーマではなかろうか。うかうかしてたらゲルちゃんが立候補しちゃった!誰か止めて!