2015年TVアニメ ED映像10選(+α)
2015年TVアニメED映像10選、映像・音楽込みで選出しました。
EDはわりと選びやすかったです。わりと(意味深
三代にわたる長い旅路の終着駅的ストーリーのエンディングに、ED曲「LAST TRAIN HOME」とそれになぞらえた映像を持ってくるセンスが素晴らしい。
・四月は君の嘘
かをりの死を連想させる迫真の映像に、毎度無事を祈るような気持ちで見ていた…見ていたんだ…(凹
・SHIROBAKO
社会に出て様々な方面に散っていった上坂高校アニメーション同好会メンバーが、それぞれ夢に向かって奮闘・邁進する過程で一つの作品に集っていく本編になぞらえた、回を増すごとに彼女たちが集っていく映像がGOOD。
デフォルメ化した世界が可愛らしく、かつ賑やかで色使いや表現が刺激的。ストレンジジュースのシリアスな側面を忍ばせた、可愛らしくもちょっぴり切ない映像。
・血界戦線
陽気な曲と踊る面々、時折覗く深刻さ・残酷さ。深刻な問題を鼻歌や軽口を交えて乗り越える、HLの住人のバイタリティを象徴的に表現。「シュガーソングとビターステップ」がビシっと決まる映像。
・グリザイアの楽園 カプリスの繭編
江畑さんの味わい深いお仕事。動き・歩きにこだわりながら肩から腰までだったりへそから上だけだったり、構図にもこだわりを見せるところが魅力。走り続けて立ち止まった雄二の背後から麻子が組み付き、立ち止まるな、走れ!とポンと背中を押す、ここの二人の動き、その構図が特に素晴らしい。
・響け!ユーフォニアム
「私たちが心を奪う」「舞い上がる高揚感」作品的にも立場的にも主役である彼女たちから、作り手の意気込みもかいま見える。遠方に合ったピントが、近くに割り込んできた被写体によって修正される演出など芸が細かい。
可能性の幹の中で偶然交わった別々の世界の子たちの共に過ごした日常が、展開が進むに連れて惜別の念を抱かせる映像に。
・Charlotte
星空と様々な光源に照らされる風景の画が圧巻。場面の切り取り方も味がある。
・青春×機関銃
男の子のように元気に走り、跳ぶ立花が見せる女性的な一面にドキリ。色気があって贅沢な映像。
以上です。
続きまして、10選に入らなかったものの相応に良いよ!というものを…
・冴えない彼女の育て方
ふわふわと爽やかで高揚感を覚える、ソーダのような映像。
勇ましいメロディと待つ者に寄り添った歌詞と映像が、「艦娘」という立場の複雑さをよく表現できてる。
猛男の歩きの描き方や、猛男の視点であろう大和さんの表情・仕草が素敵。
・ハロー!!きんいろモザイク
英国旅行のプロモーションムービーのような音楽に、可愛らしい子たちの仲睦まじい様子が気持ちを空想の世界へ羽ばたかせてくれる。
・城下町のダンデライオン
ほとんど動きのない映像だけど、色気のある画が凄く良いのです。茜が振り返ってハニカムゥゥのところほんと可愛くってハニカムゥゥゥ
・Classroom☆Crisis
片思いの歌にミズキとイリスの様子が、物語が進むに連れて、ふたりが友達から恋敵に変わる複雑な心境をイメージしているとわかるとよりグッとくる。
・のんのんびより りぴーと
のどかな風景に不在の寂しさ。本編が終わる寂しさをかき立てる憂鬱ムービー(褒
動きはないものの、画のひとつひとつにパワーがあってカッコいい。
・がっこうぐらし!(1~3・5・9話)
夕暮れの下校風景に潜む不穏なメッセージに嫌ああああ!!てなった。
・がっこうぐらし!(6話)
めぐねえとのお別れに嫌ああああ!!てなった。
・がっこうぐらし!(7・8・10・11話)
不穏なラストを想像させる映像に嫌ああああ!!てなった。
外面モードのうまるが皆と海水浴。色鮮やかで華やかな映像にウットリ。
・すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
プログラミングの幾何学模様が根を張り、四季を形成する演出は鳥肌モノ。
・ワンパンマン
手に汗握る本編から、ふっと脱力させてくれる穏やかな映像・音楽。癒やし。
チマメ隊が可愛いです。もう少しでイケナイ領域に行きそうなギリギリを攻めてるところ讃えたい。
・小森さんは断れない!
爽やかな曲と他愛もない日常の一シーンを切り取った映像が、むっちむちゆっさゆさたゆんたゆんな小森さんと相乗効果をもたらした結果尊くまとまった一品。
以上です。EDは作品の締め。出だしのOPに比べて方向性が似通ってるところは興味深いですね。道のりは様々でも、結末には方向性に類似点が見られる。そこに人々の希望の方向性、その法則が隠されてるのかも知れません。