アニメられる日々

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Dimension W 3話

ルーザーとの一件で大量の不正コイルを回収できたミラは、日本円で600万円の報酬を受け取り、そのお金で中古のキャンピングトレーラーや家具を購入。居候中のキョーマの住居の一角に、自分の部屋となる離れを設ける。その最中、キョーマが煩わしがっている近所の子供達が、ミラの様子を伺いにこっそりやってくる。

 

現金が珍しいという時代、600万円がどれほどの価値なのかはわからないけども、現実の世界でも中古のキャンピングトレーラーが大体100万円台のようで、それをポンと買えるのだから大金なのでしょう。そんな大金を報酬としてポンと出されて、全くためらわずに受け取ったのがユニーク。こういうときそんなにもらえません!的なリアクションはよくあるけども、こっちのほうがよりお金に固執していない無垢な感じがしていいねえ。あと、離れを設けたのはいいけど水回りが無いってんでキョーマん家でトイレ借りて、そこにキョーマがガチャリとお約束かますんだけど、初回で首の骨が折れるほど激しいビンタをかましたとは思えない落ち着きぶりが可笑しく、わざとじゃないならああいう態度もできるんだ、とちょっと好感度増しました。

キョーマのツンデレっぷりは序盤から見て取れたけど、今回のはまた際立ってて可笑しかった。収入を得たから部屋が欲しいというミラの話をぶすっと聞いてたかと思うと黙って支度にハンドルを切ったり、子どもたちを追っ払っているのは実は裏手に積まれた廃車で子どもたちが遊ぶのを危ないと思っていたからだったり、ミラの秘密は仲間の生命にも関わっているというのに子どもたちを救ったミラの行動を責めなかったり、ミラの秘密を隠してくれた子どもたちがまたミラに会いに来て、でも秘密を守るため、仲間のためにこれ以上は関わるべきじゃないとためらうミラの背中を蹴飛ばすかたちで押したり…。あの風体で冷たいだけだと面白味に欠けるけども、根の優しさが可愛らしくていいね。魅力的。

近所の子たちはミラの秘密を守ってくれたけど、子どもたちのひとり・シオラの祖母がニューテスラセントラル47のCOO・クレア・スカイハートであった、というのは不穏な伏線。人の口に戸は立てられないとはいうけども、はてさて。